み

ザ・スクエア 思いやりの聖域のみのレビュー・感想・評価

3.5
難しい〜頭が悪くて理解できなかった…

ただ考えるに、思いやりの聖域ザ・スクエアを企画した主人公クリスティアン自身が、全く助け合いの精神を持っていないという痛烈な皮肉は一貫してる。冒頭スリに遭う前に女性が助けを求めた時も、パーティーで女性が助けを求めた時も、少年が家まで来て助けを求め続けた時も、主人公は気付かない振りをしようとする。街の広場やパーティー会場や四角い螺旋階段のように、必ずスクエアの中にいたにも関わらず。
そもそもザ・スクエアという美術作品がとても傲慢だと感じてしまった。アートを楽しむ余裕がある上流階級の自己満足でしかない。
福祉国家スウェーデンらしい視点の映画だったな。いまだに女性の家にいたゴリラもパーティーのゴリラ男も謎。
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