ぎゅう

ナチュラルウーマンのぎゅうのネタバレレビュー・内容・結末

ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

恋人が亡くなってから、奥さんの元へ車を返すときに流れていた音楽で
「あなたの前ではありのままの私でいれた」
というような歌詞があったのだけれど
ありのままの私 っていうところを
ナチュラルウーマンと歌っていた気がして(気のせいかもしれない)
邦題はここからきてるのかな
だとしたらすごく言い得て妙なタイトルだなあ と
主人公の性別が違ったというだけで受ける処遇をみていて感じた。

ただ、奥さんからしてみれば
彼女は旦那を奪った愛人だ
それを差し置いても
息子たちの仕打ちや心無い言葉は残酷で
腹立たしい

終盤では
唯一の恋人との糸口、魔法のような響きの場所(イグアスの滝)へのチケットへ繋がると思われた鍵も結局は期待を裏切る。
でもその方がより等身大だし、すべてのごたごたを旅で片づけず
リアルとちゃんと向き合っている気がしてよいとおもう。

ところで
マリーナの、女性と男性の狭間のような色気はとてもミステリアスで人を惹きつける
こういう色気を私ももちたい
ぎゅう

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