takanoひねもすのたり

テリファーのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

テリファー(2016年製作の映画)
3.3
まさかねー日本公開されるとは予想せず…。
GEO限定らしいですが、興味があったら是非。

海外版を既に買って積んでいてようやっと観ました、アートザクラウンさん。
字幕のフォントは読みやすく、難しい会話も無いので買って後悔はしてないよ!

話は、ただただ殺人鬼ピエロが人を殺りまくるという捻りなしの1本道。
ピザ屋のトイレでう○こでアートとか書き殴り、怒った店主の脳天にナイフをグサリ。
お店のスタッフはハロウィンカボチャ代わりのランタンにしちゃってセンス抜群。

次に酔ったゴスっ娘っぽい娘達を拉致り、ひとりはお股からギコギコ。
スプラッター描写はいい感じにアナログっぽくていい味出してます。

アートザクラウン無双!と思うでしょう。
でも本当にこいつ、のびのび殺ってまして。
パフパフラッパといい、おま!ナイフや糸ノコギリだったのに突然拳銃かよ!!!というチートさも。

ヒロインの娘のひとりは、クラウンを棒っ切れでボコボゴにし「かっかってきな!」と啖呵切れるガッツのある娘だったんですが、
クラウンさんのチート技に倒れる。無念。

しかもね、クラウンさんの銃を撃つときのアングルが下からで、何これ粛清?
ギャングやマフィアの見せしめじゃないんだからーーーー!笑

何故か昨年よりババア(?)の全裸ダンスをあちこちの作品で目にするのですが、予想もせず、この作品でもヘンテコステップ踏みつつおっぱいベストを羽織った全裸クラウンさんが現れます…一体何をしたいんだクラウンさん…。

彼はほとんどパントマイムです、その顔面力と剽軽な所作はこのさい不気味でしかありません、三輪車でくるくる走るシーンとか、幼児性と不気味さの相乗効果。
こんなひといたら逃げましょう。

映像が80年代風なフィルターだし、テレビも旧型、黒電話も登場しているのですが、スマホも登場しています。
設定年代いつなんだ…笑

スプラッター描写も力が入っており、頭部破壊がお好きなようで執拗に潰していたり、一撃必殺頭ブツ刺しかましたり、結構いろいろ見せてくれて楽しき。
お手製の鞭なんかも出てきてバシバシしばくので最高です!

スプラッター好きにはなかなかの良作です。
頭も使わないからさくっとみれるよ!