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パーフェクト・レボリューションのmanamiのレビュー・感想・評価

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ミツのピンクとクマのブルー、その間にピンクとブルーのタイトル。始まり方からして、「障がいあるけど明るく前向きに乗り越えます映画」じゃない空気充満。
二人が抱える生きづらさ。見えない障がい、見える障がい。
ミツがとにかくすごい。平成の終わりも見えてきた今この時期に昭和の流行語を使って表現するならば「ぷっつん」ですな。
「何かを受け入れる(受け止める、だったかな?)ことに関しては、他の人よりもプロフェッショナル」なーんて言っちゃうクマ、もっとミツに弱さや怒りを伝えてほしい。あまりにも一方通行な関係に見えちゃうな。
エリさんはねー、いるねー、ああいう「お母さん」な女性。実子がいるいないの描写はなかったけど、そんなの無関係なんだよね、みんなのお母さんになっちゃう人なのよ。ミツも「クマのお母さんみたい」って言ってるし、中盤以降はミツのお母さんにもなっていくし、家庭ではマザコン夫にとってもお母さんなのでしょう。
エリがお母さんならミツは赤ん坊、そしてクマは孫である赤ん坊を猫可愛がりするお祖父ちゃんってとこか。

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