『フィッツカラルド』制作の舞台裏。

キンスキーとヘルツォークの対立の場面がほとんど映されていない感じ、おそらく我々はこの恐るべき狂気の撮影現場の半分くらいしか見れていないんだろう。

物腰かね柔らかで落ち着きがありはっきりとした物言いのこの男は3ヶ国語を流暢に話し、いつ何時も冷静沈着、態度を一切変えることなく、よく考えたら常軌を逸している要求を連発。

彼はジャングルに"圧倒的集団殺人のハーモニー"を見出したという（これパワーワードすぎん？）。

猥雑で混沌としている無法地帯の危険な魅力が、彼を捉えて離さないのだという。

"この映画を作り終えたら？"
"私はもう映画を作るべきじゃない。精神病院に行くべきだ"

• #criterionchannel

70%の確率で50人以上死ぬかもしれないテイクを決行するヘルツォークこそフィツカラルド自身やんけ。
改めてフィツカラルド実在が信じられない映画やなと、ありがたすぎる

観てたわ、の記録。

過去の感想：
ドイツ人監督ヴェルナー・ヘルツォークがフィッツカラルドという映画を作ってる最中を記録したドキュメンタリー。エンジニアに人が死ぬかもしれない、と言われてまでも撮影を押す。船が岩に当たるシーンを体当たりで撮りすぎて、カメラマン流血。映画監督はやはり、頭がおかしい。むしろオカシクないと映画監督になれないのじゃないのか。