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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結のKaZuiのレビュー・感想・評価

4.1
💬「DCエクステンデッド・ユニバース(原語: DC Extended Universe)」(以下、DCEU)シリーズ第10作。DCEUの3作目である『スーサイド・スクワッド(原題:Suicide Squad)』や8作目である『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(原題:Birds of Prey(and the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn))』とは地続きとなっておらず直接の続編ではない。『スーサイド・スクワッド』のリメイクとも言えるが、続編としてもほぼ問題ないストーリーになっているほか、DCEUにはMCUに先駆けてマルチバース設定が存在している為、違和感はない。まず、キャラクターが良い。元々、全然有名でないキャラクターを魅力的にさせるのは流石ジェームズ・ガン監督。ハーレイ・クイン(演:マーゴット・ロビー)のビジュアルやキャラクターは今回が1番好み。また、スーパーマンをICU送りにした過去があるロバート・デュボア/ブラッドスポート(演:イドリス・エルバ)、2代目ラットキャッチャーとしてネズミを操るクレオ・カゾ/ラットキャッチャー2(演:ダニエラ・メルシオール)、平和の為なら邪魔な奴は全員殺すというクリストファー・スミス/ピースメーカー(演:ジョン・シナ)、水玉を飛ばして攻撃するアブナー・クリル/ポルカドットマン(演:デヴィッド・ダストマルチャン)、サメのような姿をしたナナウエ/キングシャーク(演:シルヴェスター・スタローン)など魅力的なキャラクター多数。また、『スーサイド・スクワッド』からの続投でジョージ・“ディガー”・ハークネス/キャプテン・ブーメラン(演:ジェイ・コートニー)やリック・フラッグ大佐(演:ジョエル・キナマン)、アマンダ・ウォラー(演:ヴィオラ・デイヴィス)らが登場する。その他、ジェームズ・ガン監督作品ではおなじみのマイケル・ルーカーが近接格闘の達人であるブライアン・ダーリン/サバント役、ショーン・ガンが27人の子供を殺したシリアルキラーのイタチ・ウィーゼル役で出演している。長々とキャラクターの紹介をしてしまったが、それだけキャラクターが魅力的なのだ。もちろん、記述した以外にも魅力的なヴィラン(とあえて書かせていただく)が数多く登場している。そして、そんなキャラクター達が死にまくる。『スーサイド・スクワッド』と比べてもキャラクターの数が多いため殺しやすいうえ、R指定ゆえに派手な殺し方をしても問題ないのだ。そして、キメの画。横一列に並ぶスクワッドのメンバー、ブラッドスポート、ピースメーカー、リック・フラッグ大佐の(元)軍人3名、ハーレイソロなどなど、とにかくキマるシーンが多いのだ。そのたびに脳が興奮するのを感じる。ガン監督の良さが爆発している1作。イカれたヴィランズが世界を救う展開が最高すぎる。

初鑑賞:2021年8月13日
鑑賞方法:映画館
(ユナイテッド・シネマ札幌
/IMAX2D字幕にて)
2021年196本目。
8月9本目。

🗣いやー、さすがジェームズ・ガン監督。これは最高。もう素晴らしい。ガンがDCEUに来るなんて思ってもいなかったよ。ピースメーカーのスピンオフドラマ楽しみ。
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