Otedaman

世界で一番ゴッホを描いた男のOtedamanのレビュー・感想・評価

3.8
ドキュメントなので、深い期待もせず、中国の闇みたいなものが描かれているのかな?と観る前は思ってきたが、その予想はいい意味で裏切られた。

最初は職人として描かれて、ビジネス目線での複製画の現実がピックアップされているが、次第に工房の棟梁のゴッホへの純粋な思いが話の中心になってくる。

正直、観てて切なかった。自分が絵を卸していたのが画廊では無くて土産物だった時とか、本物のゴッホの絵を見て自分の描いていたモノとは全然違うと知った時とか。
でもそれらを観ていると主人公のゴッホへの愛が深く伝わって来て、画家とは?職人とは?深く考えてしまう。
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