影屋れい

ポラロイドの影屋れいのレビュー・感想・評価

ポラロイド(2018年製作の映画)
3.0
『ポラロイド』。ひょんなことからアンティークカメラを手に入れたことによる不可思議な恐怖を描いた作品。理不尽系ではあるが、事の経緯をしっかりと追い真実にたどり着く過程を描いています。あまり例えたくはありませんが初期の『リング』に通ずるハラハラ感があるかと。事件のあらましは劇中で明かされますが、これが実にモヤモヤ。どちらの言い分が正しいのか悩みます。…と言うか解決編の一連の流れをわずか三十分程度のラスト尺でやるのは止めてください。中途半端な前中半ゴア表現に力を入れるよりも後半の謎解きをもう少し丁寧に描いた方がスリリングで、より良作になったかなと感じます。…しかしホラー系はデジタルになりつつありますが、アナログの方が恐いな…と再認識出来る作品でした。
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