仁烏

ポラロイドの仁烏のネタバレレビュー・内容・結末

ポラロイド(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

がっつりネタバレ書きますのでご注意を。

好きな設定だったんだけど、うーんと思う箇所がいくつもあったのが残念。
写真を燃やすと現実でも人が燃えるとか、写真への影響がそのまま現実に影響するっていうのは面白い。
なのにその写真が復元される演出でフィクション感が強くなってしまって面白くなかった。
燃えた部分はそのままで良くない?写ってる人を襲わなきゃいけないから無理やり復元するの?ちょっとなぁ…という印象。

あと、影が現実世界では影ではなく実体を伴っていること。
その姿がちょっとエイリアンっぽくてこれも好みじゃなかった。
顔とか見せない影のままのほうが怖かったんじゃないかなぁ…。

真実にしても結局悪いのって父親一人じゃない?
娘に対しても殺した子たちにしても、今回の写真に写った子たちも。
奥さんがした作り話が真実だった方がまだ呪いに関しての説得力があったんだけど、真実はひどすぎる話だったね。

影と主人公の直接対決の時に、影の表情を映すシーンがあったんだけど、その目を見せて何を訴えるわけ?と。
作り話のほうが真実だったら、娘を思う父親の悲しみとか復讐心を目の演出で見せられたわけだけど…。
全部の犯人あんたでしょ?っていう。
何に怒ってその女の子襲ってんだよって。
顔見せる必要あったかなぁ…。

解決に写真におさめて燃やせばいいんじゃない?って思ってたけどその通りだったね。
指が写ってたせいで負傷しちゃったけど、焼く前に指の部分破り取っとくとか無理だったのかな?
欠片が残ってたら復元しちゃうからダメなのかな?
まぁそこはいいか。

と、色々うーんってところを並べたけど、事の起こりから解決まで間延びする部分なく進んでサクッと見られたので面白かったです。
仁烏

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