難民、という現実の切実なテーマを扱った本作品。人によっては出来すぎたドラマで実際じゃこんなに上手くいかないよと思うかもしれません。そういう意味では、客観的にこの映画を評価するのってとても難しいと感じました。
この映画では、自分で状況を変えようとする意思と他者に助けてもらうことの塩梅、人生ではラッキーもあればアンラッキーもあること、それらを通して少しずつ登場人物の心が変わっていく様をユーモアを交えながら描いています。
個人的には、社会制度としての側面は置いておいて(現実では真剣に議論しなければならない問題であることはもちろんですが)、人間ドラマとしてはとてもリアルだなと思いました。
寿司のくだりは日本人としては笑わずにはいられなかったしね。海外の人が見たらどう思うか気になるところです。