【秋だよ!カウリスマキ!と言ってられない5億点大傑作!】
日本公開12/2のアキ・カウリスマキ最新作「希望のかなた」を一足早く難民映画祭で観てきた。
今年洋画部門暫定1位の「レゴ バットマン」を抜くかもしれない大傑作でした。
難民と聞くと遠いイメージがある、私も過去に嫌な思い出があるのでユニセフとか、募金とか難民とかを避けていた。しかしながら、これぞココロヲ動かす映画。シリア問題に興味を抱くきっかけとなった。
こう聞くと説教くさい映画に見えるかもしれない。しかし、本作は「沈黙」により先進国の難民に対する態度に怒りを表明する。
直接的な差別描写や難民の哀しさを表現する箇所は僅か1箇所にとどめ、空間で観客に笑いと悲しみを与える。そして、ジェットコースターのように爆笑の渦へと観客を突き落とす展開に抱腹絶倒大満足でした。
「過去のない男」にも登場したバンド、マルコ・ハーヴィスト&ポウタハウカのメロディに合わせ心酔させられた傑作でした。
尚、これから観る人はなるべく予告編も、映画情報サイトの記事も読まないように。宣伝の方がそこを推したいのは分かるが、そりゃかなりネタバレなんで。