映画音楽がどう作られるかを、作曲家のインタビューや映画のシーンで語られて、楽しい。
無音なら「サイコ」も「JAWS」もあの怖さはないはず。音楽も、観客の感情を引き出す演出の一部。作曲家自身が鳥肌が立つぐらいじゃないと、観客を感動させられないとのことで、ハンス・ジマーでさえ、いい作品のオファーに心踊る反面、怖くなって「ジョン・ウィリアムズに頼んでくれ」と思うという。正直な人。^^
その、同業者も一目おく、巨匠ジョン・ウィリアムズ、現在89歳。彼との仕事を語る作曲家や奏者がうれしそう。ETのラストは、音楽によって、別れではなく、ETを宇宙に返すミッションをやり遂げたことを表現とか、はさまれるエピソードも面白くて、映画への愛の深まるドキュメンタリーでした。