ぐっない

すばらしき映画音楽たちのぐっないのレビュー・感想・評価

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)
4.8
想像するだけで怖気づきそうな、こんなに途方もない作業の連続でうまれる偉業を「仕事」と呼ぶのか。
きっと誰だって最善を尽くしたくて、素晴らしいものをつくりたいんだと思う、でもそれって本当に本当に、吐きそうになるくらい地道な作業の連続なんだなあ。私は完成されたものをみて憧れるけれど、いつだって最初はゼロなんだもんなあ。つくりだすって、本当にすごい。俯いてしまう。
これが「仕事」なら、私にできる気がしない。圧倒されてしまった。おなじ人間だと思えない。才能があるとかの前に、これほどの努力をできることに。作曲家や演奏家だけじゃなく、裏側の仕事、エンドロールでばーーって流れる人々だって。こんな人間がたくさんいると思うと、縮こまって体育座りしていたくなる、な〜。

音楽って。音楽って!なにも知識はないのに、分からないのに言葉より先に感覚で分かるの、なんでだろう。すごいなあ。音楽っていいなあ。
この映画が詳しく教えてくれたから驚きと感動でいっぱいだ。音楽の才能に恵まれたかった〜ってよく思うんだけど、まじでそんなこと言えないな。途方も無いな。
自分のダメダメさに悲しくなっていたら偉人たちが人間っぽいこと言ってくれて、依頼がきたら恐怖でいっぱいになるとか、断りたくなるとか疲れるとか言ってくれて、あ〜よかった〜って思った。笑
でも、「それでもこの仕事を愛している」なんだもんなあ。

この映画をつくるのだって大変だったろうなあ。大感謝。
映画、大好きだ〜〜。
ぐっない

ぐっない