ブリリアショートショートシアターのユーザー審査会にて鑑賞。
船で密入国をし、貨物庫に閉じ籠った女性。
通訳の男は彼女を説得し、なんとか警察に保護してもらったものの、そこには置き去りになった赤ちゃんがいて……。
移民問題を軸にしつつ、主人公の同性パートナーを登場させることで、LGBTQ問題にも触れている短編。
子供の未来を思うがゆえに、壮絶な選択を下した母親。
その姿には、胸が締めつけられるものがあった。
尺の短さゆえ、移民問題とLGBTQ問題が、若干、どっちつかずになってしまっている印象も受けたが、エンドロールに流れる文字の色が、作り手の求める社会を象徴しているように感じた。
参考
サミラ / Samira|THEATER|Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE
https://sst-online.jp/theater/8588/
(本編はこちら。)