声が出せない程のトラウマを背負った少女、そんなもんじゃないでしょ、なんで信じちゃえるの?
助けてくれる友だちが、神さまみたいな存在が、現れてくれたからそれでいいの?
周り(いじめていないにしろ)(見て見ぬ振りしてただけだって、そう)だって、ころっと仲良くしよって、そんなもんじゃないでしょ、自分たちだって、傷ついてないの?そんなのって、、
ああそっか、たぶん、学生時代を思い返しても、そんなもんだった、みんなそんなもんだった。
でもミユリにとってだけは、そんなもんじゃないはずなんだよ、そんなもんであっちゃダメなはずなんだよ。
疑ったって恨んだって当然なのに、なんて透き通ってるこころをもってるのよ、私にはわからない。
描写はえぐいし不快感は充分すぎたのだけど、ミユリ、本当にちゃんと傷ついてた?
役者さんも、映像も、構成も、色合い、写真、音楽、セリフ、世界観、どれをとってもキレイすぎて、とてもすきでした。
でも、「この映画好き?」って訊かれると、好きだって言えない、言っちゃいけない、気がする。
心がぐわんと揺さぶられたのは、事実。
好き度を表す得点つけるの、むりだー。
この監督の作品は他のもぜんぶ観たいです。