セガール幹事長代理

輪廻の鬼女のセガール幹事長代理のレビュー・感想・評価

輪廻の鬼女(2017年製作の映画)
3.0
フォロワーのnaco氏、まーきん氏共同企画『ダメな子を誉めて伸ばそう』第一段。

心スポ+呪いという捻りゼロの材料とパッケージから一ミリも期待せずに鑑賞を始めましたが、悔しいことにしっかり楽しめてしまいました。
失恋で死の手前まで凹んでる時期に連れてってもらったおっぱいパブ略しておっパブが思ったより楽しくて反応に困る感覚に似ています。
白い歯、こぼれまくりでした。

『10年前に死んでた女と付き合ってた男が幽霊になって他の幽霊から好きな女を守る』という無駄に凝った設定のせいでスマホいぢりながら観ると置いてけぼりをくらいます。
テネットみたいになります。

肝心の幽霊ですが、酔ったサラリーマンが「お、今日やってる?」と言いながら寿司屋に入るノリで陽気に登場するもんだからホラー映画が苦手な方も安心して鑑賞できることでしょう。
怖さを中和させる為に、前説ゼロで幽霊がロボットダンスを披露するんですがキレが半端なくてこいつのPVみたいになってました。独壇場と化してました。
遂に人類は亡者にロボットダンスをさせる時代に突入したのです。
死霊の盆踊りに出演させればあの作品の平均スコアも上がっていたに違いありません。

ちなみに霊能力者(サブカル系ブス)のパンツスーツ越しのシルエットがなんかリアルで、お色気枠をきっちりキープする演出も憎いです。
まな板+デカ尻というアンバランスが醸し出す妙な色気に包み込まれました。

ファンタのペットボトルにすら発情していた中学生時代に戻れた気がして、また俺は前を向いて歩けるのかなと謎のポジティブシンキングがドバドバ分泌されるのを感じました。

バタフライエフェクトとか好きな人にオススメ。