海辺の遊園地を舞台にキャロライナの登場からそれぞれの想いが交差する愛憎劇を描いた作品
色使いとか夕陽が差す部屋とか
ただただ映り込む観覧車とか
印象に残る素敵な映像が沢山あった
ケイト・ウィンスレットの演技力凄い
過去に後悔を持ち、現実に不満を持ち、
未来に愛を求めるジニーが徐々に
狂っていく姿にめっちゃ引き込まれた
『Coney Island Washboard』も最高
ウディ・アレンの欲望と罪悪感の
狭間で揺れる人間性の描き方が素晴らしい
ジニー、ミッキー、キャロライナ、
ハンプティの苦悩や人間の嫌な部分に対して、
どれにも共感できるのがなんとも嫌らしい
放火を繰り返すジニーの息子の心情だけは
今ひとつ理解できひんかったけど、
これにも何かの意味があるんやろうな
ケイト・ウィンスレットはもちろん、
キャロライナ役のジュノー・テンプルも魅力的
最初はそんなに魅力的に感じひんかったけど、
ミッキーと出会って恋するぐらいから
どんどんどんどん魅力的になっていった
ラストの展開は切ないとしか出てこない...
頭をよぎることはあれど実際に行動に
移すぐらい愛に追い詰められてたんやね
結局キャロライナが来る前の日常が
戻って生きていくことに寒気を感じた