Chippy

女と男の観覧車のChippyのレビュー・感想・評価

女と男の観覧車(2017年製作の映画)
3.0
ウディアレン作品。ウディアレンらしく、身勝手さにより歯車がどんどん狂い悲劇に繋がる人間の愚かさを描いています。
ただ、ウディアレンとしてはシニカルさや捻りからくる笑いがあまりなく、物足りない印象。結末もこれ?とい感じで終わるのも残念。
最大の見所はケイトウィンスレット。彼女の演技の巧さにただただ敬服。あの時ああすれば、の積み重ね、後悔をどうしようもないものと諦めつつも諦められずにイライラして感情ぶちまける哀しい40歳を見事に表現していました。
ヒステリックな40歳はみっともない。明日は我が身、気をつけよう。と思いました。
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