エッチなねーちゃんをひたすらマッサージする胡散臭いジジイのぶっとい眉毛を見てほんのりする映画。
「指圧の心、母ごころ、おせば生命の泉わく」は映画史に残る名言。

行きつけの飲み屋で近くのBarのマスター（85歳超え！）となぜか浪越の話になり例の名言を「ラップみたいでかっけぇ！」と言っていたのが先月なのでまさかこんなタイムリーに伝説の浪越先生の映画が観れるとは歓喜！なんでこんなにニッコリしてるのに瞳の奥がみえないの。不思議な浪越先生、なんてことはない指圧の秘伝を教えてくれる最高の映画なのにやっぱり少しのえっちさも期待してしまう。指圧の心、母心、押せば命の泉湧く。吉野妙子も綺麗だけど福原真理子が可愛すぎる、つまり指圧の技は一才頭に入ってこない…

• #mingo2022

なにやらTV番組の撮影をしているとおぼしきスタジオで、浪越徳次郎大先生が延々と指圧のやり方を説明してくれる実用的映画。かなり挑戦的な、というか趣味の悪い企画には違いない。全裸のマリリン・モンローに指圧を施したときの思出話を自慢げに語る浪越先生、ニッコリ。作品の構造自体すでに茶番だが、その中に更にどうでもいい茶番(映画的演出)が組み込まれるのがイイ。脚本・高橋二三の粋な仕事。被施術者として登場する下着姿の娘三人の軽いお色気要素が尚のこと馬鹿馬鹿しく、まるでセックスシーンかのごとく顔のアップや足先のアップをインサートさせる弓削太郎のしょうもないテクが光っている。ラストの指圧学校のシーンもイイ。親指を立てたデカい手のモニュメントの前でバッチリポーズの浪越先生。「完」じゃないだろ。