最初に個人的な事を書くが、自分はディズニー/ピクサーの作品を除いたアニメ全般が苦手というより大嫌いで、それをとり巻く文化含め本当に肌に合わない(あくまで個人の感覚です)。
そんな自分が本作や｢ソウルステーションパンデミック｣を見ようと思ったのは、やはり新感染の監督だからというのが大きい。
以前レビューした｢26年｣の冒頭のアニメパートにも衝撃を受けたから、韓国のアニメならいけるのかも知れない。
だからと言ってこれから積極的に見る事はないだろうが...
前置きが長くなったけど、本作は人間の醜さ、弱い部分、黒い部分を煮詰めに煮詰めて凝縮、嫌な場面でしか構成されていないというDEPRESSIVE過ぎる内容で個人的にはそれが良かった。
下手に一筋の光とか射されでもしたら萎えただろうに、それを許さずひたすら凄惨かつドヘヴィに完走してくれて天晴れとしか言い様がない。
ラストの締め方も素晴らしい。
欲を言えばこの内容のまま実写で見てみたいなという元も子もない形でこのレビューを締めさせて頂く。
