こんなに面白い映画だとは思わなかった。
ほぼお一人で７年掛けて造られたストップモーションとの前情報で観に行ったので、ストーリーというより、キャラクターの造形美とか、舞台セットを鑑賞するつもりだった。
もちろん、キャラも、舞台も、演出もすごい。一人でこれを黙々と造り続けるのは狂気的(でも凄く楽しそう)だと思う。デル・トロみあるグロテスクなクリーチャー、愛らしいフォルムのロボットやキャラクター、サイバーパンク的な地下世界の荒廃した居住区、全てがグッとくるバランスで調和していて最高だった。
でも、それだけじゃなくて、ストーリー、キャラクターの関係性、アクションなどの、普通の実写映画やアニメに求めているものものも全てが揃っていた。
「ストップモーションってなんだっけ？」と思うくらい、キャラが自由に動くし、アクションもカメラワークもめちゃくちゃかっこいい。最高。
ストーリーも、意外なほど王道な冒険もので、素直にワクワクした。愛らしいキャラはこんな世界でも意外に礼儀正しく、ユーモアに溢れ、とても人間的なコミュニケーションを取っていた。
あまり同じ映画を何度も映画館で観るタイプではないけど、これはきっともう1度行く。
続編もたのしみ！
