キャプまる

累 かさねのキャプまるのネタバレレビュー・内容・結末

累 かさね(2018年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

連れが見たいと言うのでついていくかたちで鑑賞。
主演二人の累とニナの演じ分けが凄い。状況説明されずともさりげない仕草でどっちがどっちになっているかがすぐにわかるほど上手くキャラの特徴を捉えて演じているのがわかる。

中盤の発作で倒れて5ヶ月程眠っていたニナが目覚めたら累に自分の人生をほとんど乗っ取られている展開が不気味でぞっとした。

最後は昔から顔にコンプレックスのある累はなにより顔が一番大事と考えていて、昔から顔に自信のあるニナは顔より中身が大事と考えている対照的な二人の対決だったが、作品としての結論は中身が醜くても顔が良く演技力があれば賞賛されるといった中途半端な感じが否めない結末になったのが少し残念かなといったところ。

しかし、終盤の土屋太鳳のダンスシーンは累の表現力の高さを表しているのと同時に土屋太鳳の可愛さ美しさを最大限に引き出している素晴らしいシーンになっている。

全体的にはテンポが良く退屈しない映画になっている。しかしテーマがテーマなのでカップルで見に行くには不向きかも。
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