エアール

ハッピー・デス・デイのエアールのレビュー・感想・評価

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)
3.7
私は今夜…殺される。
でも誰に殺されるのか分からない…
明日を無事に迎えることはできるのかしら??


得体の知れない何者かに
理由もわからぬまま殺害され続ける誕生日=特別な1日を
何度も何度も繰り返す女学生の奮闘を描いた本作。
タイトルにもなっているハッピー・デス・デイとはまさしくで
誕生日の贈り物は”死”、笑
それなら拒否したいところですけど
贈り手はどうしてもこのプレゼントを
渡さないと気が済まない様子。
ホラー要素あり、ほいでコメディーもあったり、と
総じてバランスも程良いですし
そもそものアイデアが面白いので
やはり観ていても楽しめましたね!!


理由も分からぬまま
ベビーマスクをかぶった人物に何度も殺される…
そこだけをピックアップしてしまうと
あまり気持ちの良いものではありませんが
モノはいいようかもです、笑

何度でもやり直せるのなら、
命が続く限り自分を殺す犯人を捜すチャンスだって無限にあるわけで…
犯人を見つけまで死に続ける、
死にながら学べ!!っと。。

後半は少しミステリー色も交じってきますね。
もちろん犯人の正体というのは
肝のひとつにあたるわけですけど、
その点を除いても
ループに陥ってしまうヒロイン=ツリーの成長物語といいましょうか、
”今日”という日を、そしてある種お決まりのルーティンをこなす中で
言動や考え方も変わるし、それによって
周囲との関係性も変化していったりと
そこはまた一味違った楽しみ方ができるんじゃないかな〜と思います。

それから犯人が身につけているベビーマスクのインパクトがなかなか強烈、笑
これは忘れられませんね。
ジャケやポスターにもデカデカと写っているのですが
実際これに追われ続けると考えると
シンプルに怖いな〜というのが
率直な感想です、笑


本編のセリフにもあって
すごく共感しちゃったんですけど
本作はまさしく”恋はデジャ・ブ”
SFでいうところの”オール・ユー・ニード・イズ・キル”ですね!!

訳もわからぬまま
タイムループに陥った女学生が
それこそ死にながら学習していき
黒幕までたどり着こうとする、
上記の作品ごとで目的は全然違いますが
根本的なアプローチは同じだと思いますね。

背景に映り込む景色やだれかさんとの何気ないやり取り、人から聞いた情報など
オチを知ってから見返すと
ああ〜なるほど!!って思える箇所が
本編の至る所に散りばめられていますので
注意深く追っていけば
初見さんでも犯人を見抜けるかもしれません。

ヒロインであるツリーを演じたジェシカ・ロース。
キュートで魅力的なキャラクターを
体を張って演じているので
そのカンバリにあっぱれです、笑

ではでは
こちらの作品はここらで。。
お次は…続編へ続く
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