映画館にて鑑賞。
原作を読んでからの鑑賞。
阿部寛演じる加賀恭一郎は最後まで期待を裏切らない男だった。
加賀恭一郎が長い間なぜ日本橋署勤務をしていたのか、その答えが明らかとなり、ラストは納得のいく内容だった。
しかし正直なことを言うと、映画の中では実際に人殺しをした人間側の視点しか描かれていないため、それが少し身勝手な気がしてしまった。殺された人間よりも人殺しをした側に同情の気持ちを植えさせているように感じた。簡単に人を殺しすぎている気がしてならない。まぁ…そこまでして守りたいものがある。。と言われればそうなのかもしれないけど…。
とはいえ、今回は家族愛がテーマであり、以前職場として毎日通っていた日本橋を改めてスクリーンで見ると妙な親近感があり、映画館で観て良かったと思えた作品だった。