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祈りの幕が下りる時のjajaのレビュー・感想・評価

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)
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人は自分を守る時に、愛する人を守る時に嘘をつく。嘘は真実の影、嘘は人の心そのものだから──なんてセリフに知らぬ間に涙が頬を流れていたわ。どうしたら、こんな物語が思いつけるのだろう。毎度のことながら、原作の東野圭吾には感心する。▼ところが、不謹慎なことに私は観ている間、別のことを考えていた。フィリップ・マーローなる人物が活躍する探偵モノの小説の中でとある登場人物が「女ってのはとにかく嘘をつく。まるで嘘をつかなきゃ損でもするかと思っているみたいだ」と毒突く。▼それを私はけだし至言だと思っている。
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