ゆるやか皇帝

アトラクション -制圧-のゆるやか皇帝のネタバレレビュー・内容・結末

アトラクション -制圧-(2017年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

アトラクション 鑑賞。

制圧というサブタイトルは要らんでしょう、勘違いします。ある意味制圧してたけどそういう意味で制圧とつけたのではないと思うので。

20世紀と違い21世紀は宇宙人に先制攻撃を加える時代だ、バトルシップを是とした感覚なのかと思いきや宇宙人との交流を描く愛あるテーマへ持っていったところがこの作品の凡庸でないところだ

流星群に衝突して故障した宇宙船が地球に降りてきた、早速ロシア空軍が先制攻撃して宇宙船は市街地に不時着。市街地なので沢山人が死んだようだがコラテラルダメージだったのだろうか?威嚇射撃もなくいきなりの攻撃、東西関係なく人類は宇宙人に冷たい。2016年ばかうけ映画「メッセージ」などの設定はメジャーな作品では珍しいくらいだ。そして今回のロシア軍の対応も冷たい、コンタクト手段など配慮すらない。コンタクト手段を取ったにも関わらずホワイトハウスを主砲攻撃されたのは20世紀の話だがその轍は踏まないと言う事なのだろうか?

同級生を殺され宇宙人に矛先を向けるヒロインとイキった彼氏とやんちゃグループでエイリアンをぶちのめすのかな、後でヒロインの父ちゃん助けに入って殉職かと読んでいたが全く違う展開へ。

宇宙人たちが扱うパワースーツみたいなものもかっこいい、戦闘シーンもよい。そして何より20世紀の温かみのある人の愛を感じさせられる作品だった。