片腕マシンボーイ

美人妻白書 隣の芝はの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

美人妻白書 隣の芝は(2013年製作の映画)
3.5
死んだ目のたっくんと、ジメッとした上戸彩の「昼顔」より俄然キュンキュンするし、応援したくなる不倫モノだ!

売れないライターの柴田は、バリバリ働く嫁との生活に未来を見出せないでいた
ある日隣に越してきた芝田さんの荷物が間違って配達されてきたことに気づいた柴田は、隣に荷物を渡しに向かう
そこで浮気性の旦那との夫婦生活に絶望し酒に逃げる芝田夫人に衝動的にキスをしてしまい…、って話

とにかく、主演の古川いおりと吉岡睦雄の2人が可愛くてな
いや、不倫はいくない!
でもな、古川いおり演じる芝田の状況には同情しかなくて、現実逃避したくなるのも納得なのです
吉岡睦雄演じる柴田に関しては同情の余地なし!嫁の目を盗んではマスターベーション三昧!恥を知れ!
ってなもんですが、家庭に居場所がない2人が温もりを求め合う姿には、思わず何とか上手くこの2人に幸せになってもらえんやろか?なるワケです

古川いおりは、本作監督城定夫の別名義城定秀夫の監督作「悦楽交差点」でのストーカーを手玉にとる人妻役の演技が素晴らしく、マシンボーイも思わず拍手喝采を贈ったもんですが、本作での愛情に飢えた人妻役の演技もなかなかハマっていて、改めてエロ映画で終わるのはもったいない女優さんやなぁ、なりました

吉岡睦雄に関してはもう安心感しかない
良作エロ映画あるところ、吉岡睦雄ありだ!

ラストは御都合主義と言って仕舞えばそれまでなのだが、心温まる終わり方で、ええもん見せてもろたわ、なりました
にしても、芝田さんの旦那は何でこんな可愛らしい奥さんほうっといて、その女…

そうなぁ、「昼顔」が世の奥様方にウケて、本作がウケないワケがあるとしたら…たっくんと吉岡睦雄の顔面クオリティぐらいか?
でも本作の主人公がたっくんではイケメン過ぎて違和感しかないし、カマキリ顔の吉岡睦雄だからこその良作やなぁ、なりました!

しかし、城定監督作品鑑賞後は鬼のパンツ口ずさんでしまうわぁ、城定あるあるやなぁ