Elie

ドクター・ドリトルのElieのネタバレレビュー・内容・結末

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

公開待ってました〜〜〜!!!!
だうにとトムホの掛け合いが楽しみだったんですが、家族が藤原啓治さんの逝去を悼んでいたので、興味あるかなと吹替版で誘ったら乗ってくれたので、久しぶりに一緒に見に行きました。

エディ・マーフィー版はとにかく笑わせにきた覚えがありますが、本作はファンタジックな世界観を推している感じがして、悪巧みがあってもどこか和やか。と感じるのは、しーんさんやジム・ブロードベントさんの愛嬌が一役買っているのかもしれません。おふたりともチャーミングでした。贔屓目ですが、特にしーんさんは表情がよく動いて嫉妬深くて、このひとのちにしっぺ返しを食うだろうなというわかりやすさもあって、憎めなくって、なんだか惹きつけられてしまいます。実はあまり出演作を拝見したことないのですが(トワイライトのアロさんは人外だったがほかとの一線を画した存在感がすごかった記憶があります)、悪役がうまいしすごく楽しそうで好きです。

本作でいうところのエデンはたとえかもしれないけれど、グッドオーメンズを見たあとだとしーんさんへのオマージュみたいな要素にも聞こえて、ワクワクしてしまいました。

蝙蝠の言葉をたどたどしく真似て現場打破を企てるのは(そして餌食になってしまうヴィランのちっぽけな最後の描写まで見せてくれてうれしい)、ナウシカで、クシャナ殿下が第一線で蟲たちの猛攻をやり過ごすべく静かにして鼻歌まで歌ってしまうくだりを思い出しました。なんやかんや言いながら、ドリトル先生のやり方に知らず知らず感化されていってしまうのかもしれないな、なんて思ったりして。

アニメーション付きエンドロールに日本版キャストの名前が入れ込まれているの、珍しいなーと思ったら、家族もそのように思ったようです。あまり吹替版って見ないのでいつもこうなのかわかりませんが、珍しいよね?

それから、声優大好きな友人に教えてもらったお陰で私もビッグネームは少しだけ知っているのですが、そんな方々をたくさん揃えた豪華な吹替陣でした。家族も声優には多少詳しいようですが、曰く、虎役の方はカッコいい2枚目系を担うことが多いのに、ちょっと情けない声も出していて面白かったみたいです。


ちょっと思い出したので追記しますね。

アリがさ、ゴッドファーザーでしたね。確かに組織的なアレがマフィアとアリって(知識に乏しくはありますが)通じるところがある気がします。リスの声が渋くて重めなのもギャップがありすぎて面白いし、ゴリラが先生の教えによって克服してゆくのは感動モノです。それぞれの動物で短編を作れそうだなと思いました。狐とキリン、それから犬の活躍ももっと見たかった!ていうか声を聞いていたかった!それぞれにぴったりで、これ以外に考えられないっていう声をしていたと感じました!
Elie

Elie