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ドクター・ドリトルのKaZuiのレビュー・感想・評価

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)
3.7
💬原作は、ヒュー・ロフティングによる児童文学、『ドリトル先生(原題:Doctor Dolittle)』シリーズ。『ドクター・ドリトル(原題:Dr. Dolittle)』は、1998年にエディ・マーフィ主演映画化されており、大人気シリーズとなっている。本作は、そのシリーズとは異なり、より原作に近い内容の物語となっている。動物と会話が出来る医者、ジョン・ドリトル(演:ロバート・ダウニー・Jr)が主人公。彼の屋敷を保護区指定しているヴィクトリア女王(演:ジェシー・バックリー)が毒に侵されていることに気づいたドリトルは、彼の動物たちとともに、治療薬である「エデンの樹の果実」があるとされる伝説の島を目指して冒険を開始する。エディ・マーフィ版では、動物との会話は人間の言葉でしていたが、本作では、動物の言葉で話している(傍から見ると、ドリトル先生はそれぞれの動物の鳴き声を真似しているようにみえる)のが面白い。エディ・マーフィ版のような展開や雰囲気を求めて鑑賞すると想像と違うものになるかもしれない。イメージとしては、『ナルニア国物語(原題:The Chronicles of Narnia)』や、『ライラの冒険 黄金の羅針盤(原題:The Golden Compass)』のような夢に満ちた冒険ファンタジーで、あらゆるところで驚きや興奮を覚えることが出来る。エディ・マーフィ版では、CGをほとんど使用せず、本物の動物を使って撮影していたのに比べ、CGを駆使したことで、現実世界との距離は遠のいたものの、キリンやクジラなどの大きな動物からトンボやアリなどの小さな虫まであらゆる動物を生き生きと描き出すことに成功している。

初鑑賞:2020年6月25日
鑑賞方法:映画館
(ユナイテッド・シネマ札幌
/IMAX2D字幕にて)
2020年158本目。
6月21本目。

🗣IMAXで観たということもあり、予想していた以上に楽しめました。字幕版で鑑賞したので、Blu-rayが発売次第、藤原啓治さんの吹き替えも楽しみたいと思います。
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