紅孔雀

ウォーキング・ウィズ・エネミー / ナチスになりすました男の紅孔雀のレビュー・感想・評価

4.6
またまたナチスもの。今回はハンガリーが舞台で、彼の国でシンドラーか杉浦千畝かと称揚されている英雄が描かれます。ユダヤ人の彼がナチスの将校になりすまして同胞を助ける、というトンデモ設定。これがなんと実話なんですね。
主人公役がジョナス・アームストロング、ヒロイン役がハンナ・トイントン。ともに馴染みがない俳優さんでしたが、初々しい演技で好感度大。特にハンナ嬢(英国籍らしいです)がめちゃ可愛くて惹きつけられました。俳優陣で知っているのは元首役のベン・キングスレーぐらいでしたが、他の役者もみんな堅実ないい演技でした。
ナチスものはだいたいバッドエンドなのですが、本作は幸福な例外。それで点数も大幅アップになりました。たまには戦争実話でもホッコリしたいです。
紅孔雀

紅孔雀