ウォーキング・ウィズ・エネミー / ナチスになりすました男の作品情報・感想・評価

「ウォーキング・ウィズ・エネミー / ナチスになりすました男」に投稿された感想・評価

MaiKoyama

MaiKoyamaの感想・評価

4.0
シネマスコーレ初挑戦。
予想以上に良かった!ナチスの映画を観るといつも人間が恐ろしく感じる。
時代背景をもっと詳しく勉強してから見ればもっと面白かったかも。
tomo

tomoの感想・評価

3.4
とても勇気のある行動、誰かを救いたいと思っても多くはみんな自分のことで精一杯でできない。その中で勇気をもって行動し多くの命を救った彼らはありきたりな言葉になってしまうけど、やっぱりすごい。ハンガリーに焦点をあてて第二次世界大戦の話を描いた作品はじめてみたかも…
e

eの感想・評価

3.8
1944年のハンガリーが舞台です。例によってドイツ人やハンガリー人が英語を喋りますが、気にせずいきましょう。

映画冒頭で、アドルフ・アイヒマンがブタペストにやってきます。これはナチス・ドイツのハンガリー侵攻「マルガレーテ作戦」です。ハンガリーはドイツと共にソ連と戦っていた枢軸国側だったんですが、もうドイツが負けそうなので、連合国と講和して戦争を終わらせようとするんですね。それを阻止するためにドイツは同盟国であるハンガリーに軍事侵攻します。

アイヒマンの他、親衛隊のオットー・スコルツェニーや、摂政ホルティ・ミクローシュ、矢十字党サーラシ・フェレンツなど、主人公たちと直接絡まないのですが、この時代のハンガリーの主要な人物がこぞって登場します。ユダヤ人に保護証を発行するスイス領事のカール・ルッツも出てきます。知名度のあるワレンバーグじゃないのはやはり実話を元にしているからでしょうか。

1944年になるとヨーロッパの他の国ではユダヤ人の「最終解決」はもうほぼ完了しており、ポーランドユダヤ人300万人も9割が殺されています。ハンガリーはドイツと同盟国であり主権をたもっていたので、この時点までユダヤ人の移送は行われておらず、国内には80万人のユダヤ人がまだ手付かずで暮らしていました。ただし反ユダヤ法により、ユダヤ人たちは強制労働などをさせられていました。

それがドイツの軍事侵攻で占領され、アイヒマンの指揮でユダヤ人の移送が始まります。行き先はアウシュビッツです。この移送を手助けするのがハンガリーのファシスト政党、矢十字党です。この映画はハンガリーが舞台だけあって矢十字党が出まくるんですが、こんなに矢十字党が出る映画は他に知りません。移送はまず、首都ブダペスト以外の周辺地域から始まります。主人公の家族が消えたのはこういうわけです。映画だと摂政ホルティ・ミクローシュはナチスに屈しない指導者風に描かれていますが、実際はこの移送についてはホルティは黙認しています。

しかしホルティは基本的にはナチスには批判的だったようで、最終的にはブダペストのユダヤ人20万人の移送を停止させます。そして再びソ連と講和しようとするんですが、ナチスはまたそれを阻止するため「パンツァーファウスト作戦」を実行します。ホルティの息子を誘拐して、休戦を撤回させ、「矢十字党」のサーラシを首相に着けさせます。映画ではホルティの息子が捕まって目の前で人質にされる、みたいな感じでしたが、実際は誘拐されてそのままドイツに連れて行かれたようです。

矢十字党が政権につくと、ブダペストのユダヤ人の移送も開始され、ユダヤ人に対する殺戮行為も堂々と行われるようになります。川岸でユダヤ人が撃たれそのまま川に落ちていくシーンがありましたが、実際に毎日あのようにしてユダヤ人が殺されていたようです。矢十字党員もユダヤ人も、元々は同じブダペストに住む隣人同士なのに、考えると恐ろしい。

そんな戦争末期のハンガリーを、主人公はナチス親衛隊の制服を着てドイツ人になりすまし、ユダヤ人たちを救っていくのがこの映画の話なんですが、救出できるユダヤ人より殺されていくユダヤ人の方が断然多いような状況なんですよね。なのでハリウッド映画のようなカタルシスもないし、英雄の物語という感じもないです。どちらかと言えば映像的にも地味。

実話を基にしてるので当たり前ですが史実をなぞって話が進んでいくので事前におおまかに出来事を把握してるとより楽しめるかと思います。

しかしこの主人公のモデルとなった実在した方は、おそらく日本語文献で触れられている書籍などはないのではないでしょうか。ハンガリーではどれくら知られている話なのか気になります。あと何度か登場する矢十字党の下っ端党員も実在の人物であることには若干感動を覚えました(ラストで登場人物のその後が軽く紹介されており、そこで実在の人物という事が分かった)。こういう演出は当事者国であるハンガリーが制作に関わっていないと出来ないと思いますので、拍手を送りたいです。
pachi

pachiの感想・評価

4.3
ピンチャス・ローゼンバウム氏というユダヤ人がモデルになった映画。
第二次世界大戦中、多くのユダヤ人がドイツによる迫害にあっていたことは周知の事実だが、一人の青年と仲間たちがドイツ軍になりすまし、多くのユダヤ人の命を救っていたという知られざる実話が元になっている。
こんなに勇敢で正義感に溢れた人物が実在したのか、感動とは違う、なんともいえない感情で一杯になる映画。数あるこのテーマを扱う映画を観てきたが、こんなにも感情移入というか、いたたまれない気持ちになる映画だとは思ってなかったので、とても大きな衝撃を受けている。
この映画に関してはうまくレビュー書けないけれど、ほんとに多くの人に観て欲しい映画。
大切な人を守る、その覚悟がこの時代と今では大きく違う。そう感じる映画だ。
『名作』という言葉では片付けられないほどのものが、この映画には詰まってる。
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実話に基づいた物語。
ドイツ軍がハンガリーのユダヤ人一掃作戦を始める。
主人公ユダヤ人である青年は勇敢にも仲間2人でドイツ軍の軍服を着てナチス兵になりきり捕まった友人を助けにいく。
そして何度も何度も何度も何度も、、彼はユダヤ人の処刑を食い止め助ける。命懸けで、、ナチス兵に成りきり、、 何千という尊い命を救う。
ラストに本人の顔が出て実名などが出た時鳥肌と共にそんな素晴らしい人がいたんだと。彼だけではなく彼の周りの人もユダヤ人を助けた。
感動しました!
バレないかハラハラもしました。
実話だからこそ感動も大きい!
第二次世界大戦下のハンガリー国内でのユダヤ人の迫害と苦悩のお話。
実物の人物がいたノンフィクション。

この作品とよくに似た「アクト・オブ・ウォー」よりは良かった。
ドイツに悩まされかつロシアにも悩まされる大国の中での小国の苦悩もあり。
1944年、大戦後期のハンガリー。摂政ホルティ(ベン・キングズレー)の治政下で当初は枢軸国として平穏を維持していたが、東から迫るソ連をけん制するためにナチスが駐留軍を派遣。アイヒマンら親衛隊も乗り込んでくる。ナチスによる統治を拒むホルティ親子は連合国との講和を目論むが、国内のファシスト集団矢十字党やスコルツェニーら親衛隊の工作に妨害されてしまう。

一方、ブダペストに暮らすエリク(ジョナス・アームストロング)らユダヤ人青年たちは、ナチスの駐留により強制労働に駆り出され、家族はアウシュヴィッツに移送されてしまう。強制労働から脱出したエリクはブダペストでスイス領事館がユダヤ人に発行する保護状の配布に従事するとともに、親衛隊の将校に変装し、処刑寸前のユダヤ人たちを救出して回るが、ソ連軍の侵攻が迫るなか、アイヒマンはユダヤ人の移送を急がせる。

ユダヤ人救出に関する実話をベースに、当時のハンガリー情勢を描出する。ホルティサイドとエリクらユダヤ人サイドは交わらず、シナリオが2トラックで進行するため、やや包括的でドキュメンタリータッチに寄っており、ドラマとしては手堅い印象。
せりな

せりなの感想・評価

3.5
辛いとわかってても見てしまう。
ハンガリー戦の事は詳しく知らなかったんだけど、ナチスと戦い続けた人はここにもいたんだね。
何故ここまでやるのかと問われて、失うものは何も残っていないからという答えは彼らの状況がありありと伝わってきてとても重かった。

どこの国にも暴力を好む権力者がいるし、どんな状況でも諦めずに誰かの為に救いを差し伸べる人もいる。ナチスをテーマにした作品を見るたびにいつも思う。
モデルとなった ピンチャス・ローゼンバーム氏に敬意を評します。

最後は救いがあって良かったよ!
戦争は良くない!
「エイリアン2」ではバスケスと共に散った、頼りない指揮官ゴーマンを演じていたウィリアム・ホープを久しぶりに見れました😃
この作品ではスイスの大使で、すごくいい人を演じていました。ナチスにも毅然とした態度で反論する、なかなか気持ちのいいナイスオヤジです😸

対するナチスの将校役のバーン・ゴーマンがパシリムの時とはまったく違うイメージでしたが、何故か笑えちゃいます。
アドルフ・アイヒマン役の方はただのおっさんやった(ФωФ)

昔のハンガリーにはCross arrowなんてナチスと結託した政党があったんやと初めて知りました。
フランスのナチスに協力していた民兵と同じような黒い制服に嫌悪感を覚えました😰
たけし

たけしの感想・評価

3.8
1000人以上ものユダヤ人を救い、戦後もその事実を人に語ることもしない英雄の物語です。
杉浦千畝のワイルド編と言ったとこでしょうか。迫力のある映像で怖さも十分に伝わります。
こんなにマイナーな扱いしなくてもいい作品のように思いますが、全体の人物関係が名前が多くて少しわかりづらかったのと、主役が少し貧相に見えるところが残念だったのかも。

しかしものすごい人です。
同じ人間とはとても思えない。
ナチの制服を着るクソ度胸に完全脱帽です。

パンフの扱いなく残念でした。
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