Tai

クワイエット・プレイスのTaiのレビュー・感想・評価

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)
3.5
明石家さんまさんなら即死の世界ですね!

突如、世界に現れた謎の生物によって壊滅させられた人類社会。
その生物は音だけを頼りに獲物を狙います。
殺されない為には音を出してはいけない。
静寂を守り、生き延びることができるのか⁉︎

〝音を出さない〟という行動自体が緊張感を演出しますよね。
足音を出さない為にはゆっくり足を出す。不用意に物に触ってはいけない。会話は厳禁。自らの動きを制限することで生まれる緊張感によって激しくなる鼓動。
失敗すれば生命を奪われると考えるとストレスでどうにかなりそうです。
また、あの生物が〝遭遇したら即死〟という感じをビリビリさせていてもう本当無理ですね。
あのスピードは反則過ぎる((;゚Д゚))

そんな世界で生き延びている家族。
音を立てない工夫が面白かったです◎
何としても子どもたちを守るんだという両親の知恵と頑張りが、観ていて辛い程ですね(T_T)

ただ、恐ろしい話というよりも、悲惨な状況で生き延びようとする家族による寂しく哀しい話という色合いの方が強く感じたので、ホラーというには恐怖感が足りなかったように思います。
そこは少し残念ポイントです。

自分だったらどう生き延びることができるか?そう考えながら観ると、出来ることがあまりにも少ないこの世界に、早々に殺された方が楽かもしれないなんて考えてしまいました…
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