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ALONE アローンのugaのネタバレレビュー・内容・結末

ALONE アローン(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

砂漠のど真ん中で地雷を踏んでしまった兵士の物語。

地雷が埋まっている地帯に迷いこんでしまった二人の兵士は地雷をふんでしまう。相方は地雷を起爆させてしまい両足を失い、はやくも銃殺自殺をしてしまう。マイクは片脚を地雷につけながらその場をうごけず孤独の時を過ごす。

応援を呼ぶが早くても到着に52時間かかると言われ、絶望と苦悩の2日間を砂漠の真ん中で過ごす。

水はなくなり 砂嵐で荷物は吹き飛ばされ 夜はオオカミに襲われる。

そこで砂漠の真ん中を歩く1人の男に出会う。
彼は一向に助けてはくれないが「一歩踏み出す勇気」をずっと説き続ける。
そんなのを垂れるくらいだったら早く助けてあげればいいのにと思い 少し見ていてイライラした。

男は助けてくれないが、その娘に水を頂くことで一命を取り留める。

物語の後半では 意識が朦朧とし 色んな幻覚に苛まれる。数々の苦悩を乗り越えた先に 不発弾を信じてついに一歩を踏み出す。

2日間の長い格闘の末 踏み出した一歩は幸いにも不発弾で、その不発弾は 幻覚の中で出会った娘が過去に地雷処理をしてくれた痕跡だった。過去にその娘が地雷を撤去しブリキの缶と差し替えてくれていたから助かった命がここにあった。
そして一歩踏み出す勇気?をこの映画は伝えたかったのかもしれない。


感動したような気もしたけど
一歩踏み出す勇気を伝えるなら 地雷は不適切かなあと思ってしまった。
大きすぎる犠牲を払って地雷を起爆させるのはリスキーすぎるし、ずっと地雷を抑えながら長時間耐え抜いた忍耐力と冷静な判断を称えるべきだと普通に思った。

ハラハラした気分で中盤くらいまではすごく面白くていい映画だった気はするが、すこしモヤモヤした。
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