ALONE/アローンの作品情報・感想・評価

ALONE/アローン2016年製作の映画)

Mine

上映日:2018年06月16日

製作国:

上映時間:106分

あらすじ

暗殺のミッションに失敗した、若きアメリカ兵士・マイク。逃れた先が、3000万以上の地雷が埋まる地雷原だと気づいたその時、目の前で仲間の兵士が爆死。さらにその瞬間、“カチッ!”…。自らも地雷を踏み、一歩足りとも動けない絶体絶命の窮地に立たされる。援軍と連絡も途絶え、救出まで52時間。その間、容赦なく次々に押し寄せる自然の脅威と、心に封印してきた過去のトラウマからくる激しいフラッシュバックに襲われ続…

暗殺のミッションに失敗した、若きアメリカ兵士・マイク。逃れた先が、3000万以上の地雷が埋まる地雷原だと気づいたその時、目の前で仲間の兵士が爆死。さらにその瞬間、“カチッ!”…。自らも地雷を踏み、一歩足りとも動けない絶体絶命の窮地に立たされる。援軍と連絡も途絶え、救出まで52時間。その間、容赦なく次々に押し寄せる自然の脅威と、心に封印してきた過去のトラウマからくる激しいフラッシュバックに襲われ続ける。現実と幻覚の間を彷徨い、己との孤独で壮絶な戦いを強いられた男の運命はーーー。

「ALONE/アローン」に投稿された感想・評価

ねーね

ねーねの感想・評価

2.5
最近売れっ子のアーミー・ハマー主演。
彫刻のように美しいお顔は健在だが、いつもの色気はどこへやら、事情はあるにしろたいそうに情けない男っぷりを発揮しており、ある意味彼の演技力に感服である。

戦場で地雷を踏み、身動きが取れなくなった兵士の物語。
極限状態の人間はどこに辿り着くのか。

描きたいことはわかるが、演出が下手なのかやや中途半端な印象だった。
ちょっと過去のフラッシュバックがしつこくて、もう少し短くまとめてもよかったのでは。
分かりやすくてスッキリする終わり方は、まあまあ好き。

ちなみに邦題について。
「Mine (地雷)」を踏んで「Mine (自分自身)」を見つめ直すお話と考えると、原題『MINE』のほうが正確だと思う。
ネタバレになるから書きませんが、最後まで観た上で考えるならば、この映画は決してアローンではないかと。
まるで本でも手に取っているかのような感覚を、僕は終始味わっていた。

主人公が置かれた極限状況を綴った一行ずつ、一文字ずつを丁寧に噛み締めながら、一刻一刻と時を刻むように浸りつつ堪能する106分の、まるで“詩集”のような映画だ。

読み進めていきながらページをめくると、何故か再び初めのページに戻ってしまう。

ページをめくって、めくって、時間は刻一刻と過ぎていくというのに、過去のページに囚われてしまう無限ループ。

未来に向かって進んでいるはずが、過去に囚われたまま身動きが取れない。

歳も重ねて精神的にも成長しているはずが、あのページの頃の自分と、いまの自分は何が変わったのか、上手く説明できない男が砂漠で一人“地雷”を踏んだまま佇んでいる。

“地雷”はどこに埋まっているのか、いつ訪れるのか、誰にも分からない。

もし踏んでしまったら、“地雷”とどう立ち向かうのか。

囚われたままの過去のページから抜け出せるヒントを見つけることができるのか。

物語は、いずれ必ず終わりを迎える。

それが今日なのか明日なのか、誰にも分からない。

このまま終えていいのか、どういう結末を望むのか。

次のページをめくった時、どんな物語と出会いたいのか。

答えは、すぐ足下にある。

前に進もう。

“地雷”から逃れるための一歩を踏み出す勇気。

明るい結末、抱き締めたい未来を迎えたければ、己の恐怖を超えてゆけ。

p.s.

泣いた。ボロッボロに泣いた。

口数が少ないからこそ伝わってくる(というよりも、主人公を通じて、観る者の内側からも滲み出てくる)物語。

こういう作品に最近、心底弱い。

登場人物も少なくて、見易さこの上ない。
まず一句。
「後半の コレジャナイ感 半端ない」


数ある映画作品の中からわざわざこれを観に行く理由ってのは、極限状態に陥った人間のリアルや緊張感やサバイバル感を求めてるわけでして。
なのに、後半からはドラマ性が凄くて「悪い意味でのアメリカ映画感出まくりだわー。」って白目むいてしまった。
「ちがう!ちがう!ちがう!そんなメッセージ性いらんから!」って、スクリーンに向かって訴えかけ、すぐに興醒め。
ドラマ性たっぷりの作品求めてる人にはオススメかもだけれど、自分はダニエル・ラドクリフが出演してた「ジャングル ギンズバーグ 19日間の軌跡」のような極限のサバイバルを期待してたから、後半からこの作品から気持ちが離れてしまって「こっちが地雷踏んでしまった気分だよ!」って1人ツッコミ。

しかも、砂漠で出会った民族のおじさんがセリフの中でネタバレしすぎ。
伏線回収とかじゃなく、おっさんタネ明かしをしすぎで結末わかりすぎて辛すぎた。
なのでドキドキ感なんてものはナイ。

なのでこれはもう割り切って「砂漠版 マッチ売りの少女」として観てた。

#少しネタバレかもしれない
#少しネタバレかもしれない



アミーハマーが野犬との死闘により何匹か倒して、その死骸が横たわってたのに次のシーンでは野犬の血だらけの死骸が跡形もなく消えていて笑った。
鑑賞後に彼氏に「なんで野犬が消えたんだよ!作りが雑かよ!」って愚痴ったところ、「きっと次のシーンから感動的なシーンが始まるから、野犬も最後の力を振り絞って空気読んで消えたんだよ。」って教えてもらったから「野犬…良い奴じゃん、、」って感動した。
父を乗り越える、トラウマを乗り越える、恐怖に打ち勝ち一歩前に踏み出すことがテーマなのかなあと思った。
そこからは作品が現実味を帯びてみえた。それまでは全部主人公の妄想なんじゃないかとか、現実と妄想が曖昧な作品だなーと感じていた。
落ち着いたところは予告からは想像もしてなかったけど、良かった。
哲学的な会話や、そこから自らに問いかけるような展開は好み。
キナ

キナの感想・評価

3.5
地雷って爆発したら最期、全身吹き飛んで即死!くらいのイメージだったので、トミーの死に様は予想外で恐ろしかった。
威力にも差はあるんだろうけど、ジワジワ苦しめるタイプだったのかな。嫌だなー絶対踏みたくない。

肉体的にも精神的にも極限の状況、序盤はマイクに自分の身を重ねてゾクゾクしていたんだけど、段々とイラつきが勝ってくる展開になってしまった。

ベルベル人のおじさんの話でオチが容易に想像できてしまうので、長々とフラッシュバックや幻覚の映像で引き延ばしにされるのがキツかった。
究極のワンシチュエーションで動くこともままならないので間を保たなければならないのは分かるけども。
その過去も若干わかり辛く感情移入しにくかった。

もう少し尺を縮めて、幻覚よりも現実的にサバイバルして欲しかった。
まあ自分の身に起こったら…と思うとそんなこと絶対言ってられないけれど。
こんなにボロボロになっても、アーミー・ハマーの青く透き通った瞳が綺麗なのがとても印象的な映画だった。

ベルベル人のおじさんが一々「マイク is マイケル」と呼んでいたのが笑えた。
mpc

mpcの感想・評価

4.0
おーなかなか面白かった
中東戦地砂漠のど真ん中で地雷を片足踏んでしまったアミーハマー兵のお話。

奇妙なアメリカ英語を話す(笑)友達兵が地雷に足を吹き飛ばされて絶体絶命、砂嵐や狼や幻想に立ち向かうエレガントさを隠しきれない長い睫毛と長すぎる足で格闘するアメリカ兵のアミハマを堪能できる

アミハマ以外イギリス人役者 だからかコッテコテアメリカ保守ピープルの世界の人々なのにやっぱどこか違和感を感じてしもた

ヲチは好み!許した!
途中で出会う男の助言に深い意味なんてなかったんや!
JIZE

JIZEの感想・評価

3.8
灼熱の大地に晒された砂漠の地雷原を舞台に暗殺任務に失敗した米国兵が左足で地雷を踏んだ状態で52時間生き延びる凄まじい闘志を描いたワンシチュエーションもの映画‼鑑賞回は初日の最前列のど真ん中で戦場へ没入する感覚で観た。おもに"前に進めない男"の命運を最後まで見届けると映画のジャンルがサバイバル(序盤)からヒューマン(終盤)へ移行してる事実に気付かされる。まず原題の「Mine」は"私の家族"と"地雷"のタブルミーニングの意味でとれた。また作品を簡単に要約すれば"ただ一つの場所にひざまづいている男の話"なのだが本編はまさに恐怖心のメタファーを織り込む"含み"の連続で構成されている。ジャンルの系譜でも例えば近年で「リミット」や「127時間」,「ザ・ウォール」など"何かしらの身を滅ぼし兼ねない状態に立たされた男が自力でジブンと向き合う"人間ドラマである。作品の冒頭で兵士二人を乗せたヘリが砂漠のど真ん中からどこかへ向かいつつも回想が挿入されある女性とその兵士が抱擁を交わす場面を映し出しながらも時制は現在軸に戻りテロ一派の結婚式に兵士二人が身を潜めながらも遭遇する。最初の地雷を踏むまでの手堅い数十分程度の導入部は兵士たちに課された失敗できない緊迫感を保たせながらも荒涼感ある砂漠をバックに名調子で描き込まれ急ピッチでクライマックスを迎えるような雰囲気は緩急があり評価がガン上がりしました。序盤でマイクの相棒がモルヒネを二発打ち判断を誤り狂いだす一幕は立場ゆえの軽率すぎる印象を受けました。

→総評(勝因は生存率約7%のシューマン作戦)。
主演アーミー・ハマーが砂漠の危険なド真ん中で左足に地雷を踏み立ち往生する孤独な黙演を考慮しても結果的に"惜しい映画"ではある。シチュエーション映画特有のディテール面でも主に相棒のむざんな死骸,電池切れのGPSや無線機,大規模の砂嵐,地雷地帯を網羅したジグザグに歩く謎のベルベル人(自由な人),夜に現れる無数のハイエナ,部隊から見離された絶望など娯楽に特化させたお約束も十分に用意されていた。とくに52時間の規定制限が17時間プラスで延長されるくだりは失神しそうなぐらい絶望する。苦言を呈せばもう少しステレオタイプのプロットに特化してれば作品の世界観に異なる奥行きを持たせれた気がしました。つまり作品の推進力が特に後半では時制の操作でほぼ全部が成立してしまってるため現在進行形で何か危険に曝されるといった機転がほぼ生じない。いわゆるサバイバル要素の積み上げが停止している事実は否めなかった。例えば幻覚や睡眠障害,潜在意識の兆候などで煙に巻いた感じがある。あとこの最悪な現状に立たされた明確な原因(敵)が不在なのも主人公との対峙要素がなく非常にシニカルでありながらもやや物足りない。ただ,中盤,意識が途絶えかけ地面へ倒れ込みそうになるマイクに対してベルベル人の老人が瞬時に支えるあるアツい場面や終盤,発煙筒が置かれた場所とマイクのその場から手を伸ばしても取れそうで取れない絶妙な距離感など要所要所では客観的に計算し尽くされた脚本の美点が垣間見える。マイクが片膝をつくポーズと愛の誓いのポーズをシンクロさせたのも考え抜かれていた。エンドロールの緩い音楽も諸にコメディです。というように地雷地帯に迷い混んだ男が目の前で相棒を亡くし今度はジブンがその立場に置かれる想像を絶するような結末は...おもに"動けない"主人公の過酷な生い立ちにフォーカスさせながらも現実とすこしの寓話性を盛り込みつつヒューマン要素が濃い砂漠系シチュエーションもの映画でした。
アミハマのまつ毛と足の長さをじっくり観る映画。

もっとゴリゴリサバイバルするのかなって思ってたけど、ほとんどが過酷な環境下で現れる幻覚・幻聴との闘いでした。
あの体制をずっと維持できるんだから、やっぱり軍人さんってすごいんだなぁ。「自分の場合コンタクトレンズが渇いてやばいんだろうな…」って頭悪い感想しか浮かばなかった。

ソリッドシチュエーション映画ってハラハラ感が大事だと個人的に思うんですが、ちょっと今作は物足りなかったです。

2018/61
タイトルのせいで相棒は絶対死ぬって秒でわかってまうやん…後ろ向きで歩いてるときジョーズばりに緊張したわ笑
海も怖いけど夜の砂漠もやべーな。身近でないから想像しにくいけど。
わたくしはこれまで生きてきて一本動いたらめちゃくちゃ痛い思いするか痛い思いしたうえで死ぬ、動かなくても消耗するか消耗してるところ襲われて死ぬ、みたいな窮地に陥ったことが幸いにもないのですが、mine is not mineって言ってたベルベル人みたいに、結局家族とか愛する人がいるから生きて帰って会いたい、多少の損失があっても生きてるのが重要みたいなそういうことかしら。誰かにきいた、戦争で左腕を失っても「i'm righty!!(俺右利きだし!)」って言えるポジティブタフメンタルはやはり最強なのである。
みや

みやの感想・評価

3.3
ずーっとアーミーハマー。笑
動けない状況に、ちょいちょい絡むオジサンがいい。
現実か幻覚か。肉体以上に精神がやられていく。

前に進むには痛みを伴う覚悟も致し方無し。ということ?
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