マイノリティ

ある女流作家の罪と罰のマイノリティのレビュー・感想・評価

ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)
4.0
かつては人気女流作家が生活費と愛する猫の治療費を稼ぐ為に有名な作家の手紙を偽造した実話です。

元女流作家リー・イスラエルをメリッサ・マッカーシーが好演し、彼女はこの作品でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされました!

酒を飲み、世間に悪態をつく孤独な中年女性のリーなのですが、どこか憎めない根は優しくいい人なんだな。と感じさせる見事な演技でした!

印象的だったシーンは偽造した手紙を初めて古書店に売った時のリーの表情が「犯罪」と「生活」の間で葛藤している様子を上手く表現していると思いました!

偽造した手紙は400通にも及ぶそうです。

目先の欲に囚われず、執筆する事が出来たらきっと名作を描きあげたんだろうな。と悲しくなりました。


リーの唯一の友人、ジャックを演じたリチャード・E・グラントも魅力ある演技でした!