ホロウミ

四月の永い夢のホロウミのレビュー・感想・評価

四月の永い夢(2017年製作の映画)
3.4
2018年頃、国立市の白十字のあたりにこの映画のポスターが貼ってあって気になっていた

ちょうどポスターが貼ってあった場所の前にあるベンチが出てきて懐かしかった
初夏の夜のあのあたりは、静かで涼しいし桜の葉や花壇が綺麗で好きだった
(そしてそのベンチは排除ベンチではなかった)
駅の北口が映されて南口か映されなかったのは工事中だったからかな?
5年くらい工事してた記憶あるけど

人生は何かを獲得していく過程かのように思われるけど、失ってなお残るものを発見する過程なんじゃないかって話があったけど、最近そんな気分に自分もなりつつある
もっとも自分は何かを獲得するなんて幻想で、全ては与えられるだけだと思っている
プロスペクト理論から考えると、沢山与えられた人間って失う悲しみを潜在的に人一倍抱えてるから気の毒だね
同情はしないけどね

主人公は明言されてたかどうか忘れてたけど音楽教師だったのかな?国立音楽大学があるし
きっと彼女は正しく失うことができたんだと信じよう