劇場版 フリクリ プログレのむだ太郎のネタバレレビュー・内容・結末

ずっと怖くて見れなかったが、最初見たときは「見なかった方が良かった」と思った。
アウトプットのためにもう一度見返した。なるほど、元ネタと違って「コドモ（オトナ）」ってテーマが薄いんだ。ただ味付けを利用してるだけで。

元ネタは「まだコドモだから。」が憧れや好意をケムに巻いて利用するセリフから、最後に一歩オトナからコドモへの言葉になった。
そういうとこが好きだった。（そういう解釈をした。）

これはハルコというカッコいいキャラを流用して恋愛仕立てにしたんだな。だからあのときの成長なんてなーんの感慨もない。
ジンユが「オトナ」のメタファーになるのかと思ったけどそんなこともない。
ヒドミちゃんは抑圧的なコドモとして出てくるけど、そんなに感動的なほど入り込めない。オトナとコドモの解像度が低いんだよ。
じゃあハルコとアトムスクの恋愛（もしくはハルコ内面の自己実現）として見たとしても、そんな入り込めない。
カンチとかの小物の使い方も好きじゃない。てか小物としてカンチ出す神経もイマイチ分からない。

今は「誰が"何を"言っているか」の時代じゃなくて「"誰が"言っているか」を重視する時代とはよく聞く。見え方や見せ方の時代。
良いんじゃない？そういう意味では"プログレッシブ"だと思う。「ハルコ」というキャラが好きなら良いかもね。

自分としては"作りが豪華なあんまり出来の良くない二次創作"としか見れない。ごめんなさい。