『反省と懺悔』
こんばんは、うるふです。本当にお久しぶりです笑
フォロワーの皆さんに心からの感謝を。
ありがとうございます。
1年と3ヶ月ぶりの投稿になります。
去年から今年にかけて、個人的に色々なことがありました。通っている学校を留年することになったり、身体障害者手帳を取得したり。(現在は就活をしています)
それに従って、映画を鑑賞するペースも減りましたが、どうしても劇場で観たかったんです。
2000年生まれの僕にとって、前作はもちろんリアルタイムではありません。
86年当時、高校生だった両親は
劇場で観ているとか。
トム・クルーズは本当に大好きですが、正直なところ『主演俳優としてのトム・クルーズ』にはあまり魅力を感じていない、というのが本音です。
『レインマン』『ハスラー2』『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』あたりの助演の方が合ってると個人的には思ってます。
トムと同世代のスター、ブラッド・ピットやジョニー・デップと同じく、彼も『どの映画を観てもトム・クルーズ現象』からの脱却に熱心な時期が長いように感じました。
80年代·····『卒業白書』『アウトサイダー』『トップガン』での青春スターとしてのトム。
90年代·····『インタビュー…』『アイズワイドシャット』で従来のトム像から脱却を図るが、『ミッションインポッシブル』でアクションへの回帰。
00年代以降·····『MI』シリーズの合間に『マイノリティ・リポート』『コラテラル』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』など、再度イメージの固定化を防ぐことに奔走していく。
といった感覚でしたが、今作を観て、やはり彼は『誰かを支える』ということに長けていることを再認識しました。
1人の人間として、主人公マーベリックが前作よりも明らかに成長しているのを見て取れました。
彼の後悔、しかし友の不幸を背負いながら生きていくという決意。どの要素も前作より強固なものになっていたように感じます。
もう1つ。トム・クルーズは身長168cmと小柄ですが、スクリーンで姿を観ていると小さく見えないんです。
書字・読字障害を患い、読み書きも不自由だったトム。若い頃は台本も読めなかったので、音読してもらうことで理解していたといいます。
そんな彼が、身一つで戦闘機に乗り込み、操縦を行っている。
『背が小さくたって、障害を持っていたって、俺はやれる!』という彼の負けん気の強さが、スクリーンに出ているのでしょうか。
還暦に近づいても、『老いから逃げたりしない』という決意と覚悟を持っているように見えました。
終盤は感動しましたし、60代を迎えたトムに注目せざるを得ない、彼の作品の中でも内省的な作品だと思います。
ダスティン・ホフマン…165cm
マーティン・スコセッシ…163cm
アル・パチーノ…167cm
ジョー・ペシ…163cm
マイケル・J・フォックス…163cm
ベン・スティラー…168cm
トム・クルーズ…168cm
ダニエル・ラドクリフ…165cm
以前『レインマン』レビューでも書きましたが、僕は未熟児だったため、身長が他の子達より伸びませんでした。
『155cmいけたらいいね』と言われていましたが、高校を卒業する頃には160cmを超えました。
身体障害の方も軽いので、日常生活に支障はありませんが、『他人とは何か違う』ことを嫌でも意識させられる毎日を過ごしてきました。
僕が何事も諦めず頑張れたのは、映画で観ていた彼らのおかげであり、本当に感謝してもしきれません。
僕の映画熱を復活させてくれたトム・クルーズに、精一杯の感謝と尊敬を込めて。
うるふ