Lazy

トップガン マーヴェリックのLazyのレビュー・感想・評価

3.8
トップガンの36年ぶりの続編。
映像を楽しむために見ればそれなりに見ごたえはある。また、前作から話が繋がっているので懐かしい感じもある。
ストーリーや設定には無理矢理感が否めない。
エド・ハリスが海軍少将の役で登場するが、見るからにおじいちゃんで、とても違和感がある。
それにしてもトム・クルーズは若さを保っている。海岸でフットボールをして遊ぶシーンでは、鍛え上げた肉体を披露してくれるが、とても60歳とは思えない。
そのトムが扮するピート・“マーヴェリック” ミッチェルの階級は海軍大佐であるが、この映画の中ではあたかも「大佐」が低い階級であるような扱いになっている。そりゃあ太平洋艦隊の司令官になってしまったアイスマンに比べれば随分下であるが、大佐だって十分高い階級であり、実際の海軍大佐の皆さんは自らの階級に誇りを持っているはずである。そんな人たちも当然この映画を観たであろうが、その際には少々不快な思いをされたのではないかと、ちょっと余計な心配をしてしまう。
さて、架空の敵に対して物語の中で、米国はまるで真珠湾攻撃のような先制攻撃をするわけだが、敵機の翼には明らかに日の丸のような印が映っている。敵国の名前は出てこないが、翼のマークは日本の航空自衛隊の戦闘機のそれに酷似している。やはりこの映画、手放しで好きにはなれないのである。
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