裏打ち呼び込み君

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキストの裏打ち呼び込み君のレビュー・感想・評価

3.5
後半は裁判の過程を追っていて単調なので作品として夢中で観ることはできませんでしたが、それでも歴史を学び、現在を省みるために観る必要のある映画だと思いました。
韓国人の役者が日本人を演じています。そのため母語話者からすると、みな一様に日本語の発話に違和感があり、日本語を話しているときは、誰が韓国人役で誰が日本人役なのか瞬時にわからず混乱します。また、アクセントや間の置き方は演技する上での表現につながるので、そうした意味で日本人役は巧いとは言えません。
でも日本人を使用しない背景には、きっと手間やコストを抑えること以外の意図もあるのでしょう。
この映画が韓国社会でどのような評価を受けたのか調べてみたいと思います。