バーニング

寝ても覚めてものバーニングのレビュー・感想・評価

寝ても覚めても(2018年製作の映画)
4.0
ひさしぶりに見た山下リオが思った以上に良い演技をしていたこと、それと唐田えりかの終始一貫している「何を考えているのかよくわからないけれど、時々直情的に行動する」女性をうまく演じていたことにおどろいた。
唐田に関しては表情の作り方であったり、台詞の発話であったりがとてもよかった。新人だから、という要素もうおそらく多くあったはず。新人が柴崎友香の作るヒロインを演じるのは、なかなかに難しいことだ。
あとやはり、移動の物語だなということと、08年から16年くらいまでの間、秋葉原を経て3.11の金曜日があって、そういう現代日本の都市で生きている人たちが確かに実在していると思った。その実在感こそ、柴崎の、そして濱口映画がともに持つ魅力だと思う。

https://burningday.livedoor.blog/archives/nete-same
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