寝ても覚めてものもずくのネタバレレビュー・内容・結末

映画が上映されてから数年後に騒動があったからこそ、よりリアルに生々しく感じてしまった作品。あのニュースを見た直後にこの映画を観たら火に油を注ぐようなもんだなと。余計に感情移入してしまいそうです。

主人公の朝ちゃんは長年付き合っている恋人がいながらも感情に流されてしまい、仲の良い友達や恋人を切り捨ててまでも忘れられなかった元彼に走る。この時点でも充分理解できないが、100歩譲って麦を選んだんだからもう気持ちを通すしかない。

ただそこまでしといて、やっぱり私が好きなのは彼氏の方だったんだとようやく気付き、裏切って傷付けた彼氏に会いに行く。普通の神経じゃ絶対できない。そして拒絶する彼氏を走って追いかけはじめる。
図太さ通り越してサイコパスである。

二股されたことがあるので思わずイラッとしてしまいましたが、彼氏のことをしつこく追いかけるシーンを見て、朝ちゃんは頭のネジが外れた人なんだと思い、変に冷静な気持ちになってしまいました。
亮平は皆に優しくて、いつでも場の空気を和ませようとしてくれる、とにかく良い人。朝ちゃんがどんなに言いよってこようが、キッパリと切ってほしかった。一度あることは二度あるだろうし。結末を見る限り2人はヨリを戻す展開なんだろうけど、お互いに別の人と幸せになってほしい。

エンドロールのtofubeatsで癒されました。