むらた

さよならの朝に約束の花をかざろうのむらたのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

岡田麿里さん脚本監督作品
さすがだなと、、

セリフ1つ1つが選び抜かれ繊細で、岡田麿里さんの得意な、前半の軽いセリフを終盤で回収・構図も回収と、伏線の使い方が本当に上手でした

2回泣きました…岡田麿里作品は自分の涙腺にくるようです

マキアがずっとずっと頑張っていて、必死で、思春期でエリアルが距離を離したり母さんと呼ばなくなったりするのですが、それも含めてラストの思い出シーンで泣かせにきます。ひどいことを言われた思い出も、大切なんです。

家族の愛に恋愛要素もうまく絡め、アリスとテレスのまぼろし工場と同じようで違くて、岡田麿里さんが作品で何を重要視しているかを改めて感じました。

声優さんの演技も素晴らしく、子役の子達もとても上手なのですが、マキア役の石井舞菜香さんの繊細で、それでいて力強くもある透き通った声とキャラクターの込み上げるような感情を演じる力はさすがでした。
マキアの泣きのシーンはそれぞれシチュエーションが違うのですが、もちろんそれは感情も違うわけで、その泣きの演じ分けがとてもお上手でした。
むらた

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