タカナリ

アサルトガールズのタカナリのレビュー・感想・評価

アサルトガールズ(2009年製作の映画)
3.0
押井守監督作品。
オンラインゲーム「アヴァロン(f)」を舞台に、巨大モンスターを倒すため、4人の凄腕プレイヤーが手を組みます。

世界観の設定は映画「アヴァロン」と同様です。“アヴァロン”内の1つのステージでの戦いが描かれています。「アヴァロン」を見ていなくてもとりあえずは内容分かります。しかし色々混乱はすると思います。

面白かったのがキャラクターそれぞれの戦い方や特性。
全員が一匹狼で、戦闘機や巨人で戦ったり、ラスボスを倒すために重火器を用意したり、魔法を使ったりと、ゲームならではな感じでワクワクしました。
だけど、獲得したポイントを移動手段に使わずに装備に全て費やすとか頭悪すぎるでしょ。こいつに関してはゲームマスターが優しかったのが幸いしましたね。

それにしても、「アヴァロン」でもそうでしたが、食事シーン汚かったな。

個人的に好きだったのが菊地凛子。
なんか子供っぽく、所々で踊ってます。普通に可愛いです。
あんなピュアで純粋な感じの彼女は初めて見たかも。


良い意味でも悪い意味でも、押井守の作品だと思います。
まず最初に世界観の説明が割と長い時間かけて字幕で説明されますが、これがなかなか頭に入ってきません。
言ってることがなかなかに難しい。
だけど、こういうのって押井作品でまぁまぁ見たことあるような気がします。
疲れてる時に見たら寝ると思いますし、正直ここで止めようかとも思いましたが、70分ほどの短い作品なので、頑張って見ました。

あと気になったのはタイマンシーン。
急に格ゲーみたいになりましたが、“アヴァロン”の世界観に合っていません。しかも何回も同じような流れの戦いをやります。
戦って、負けて、復活して、戦う。
正直このタイマン自体も面白くはないので、少し飽きました。


押井守作品で、出演者もかなり豪華で、それに惹かれて見たんですが、思った以上に退屈でした。
面白かった所はありましたが、すごく物足りなかったです。

でも、カーネルの使ってる巨人のデザインは結構好き。