アメリカのフロリダ州にあるモーテル「マジック・キャッスル」を舞台に物語が進んでいきます。
ディズニーランドの近隣モーテルということもあり、原色やパステルカラーがすごく目に焼き付いて「子供」たちがいることで、より世界観が増す。
基本的には子供たち(ムーニーメイン)の視点が多くて、大人から見る建物や造形物も子供からすると心が躍動する大きなオモチャ。
自分も幼少時代に同じ遊び・冒険・探究心を経験したことを思い出させてくれた作品。
子供には見えない現実社会を母親のヘイリー役の女優さんが見事に演じていたと思う。
モーテルに住み着く、貧困層の住人たちが繰り広げるドラマも心打たれるシーンが多くて感動。
ラストの「マジカルエンド」って言われてるシーンは、個人的には展開が謎。
どうせなら、もう少し描写があってもよかった。
BGMがいきなり壮大に始まって、気がついたら…みたいな展開に…。
………? え? って感じてしまった。
ぶっ込み具合が半端なかった。
「絶対に持ってくると思った」と、言える期待通りの展開に残念な気持ちに。
最後まで我慢して持ってこない美学が観たかった。