Boss2054

ヴェンジェンスのBoss2054のレビュー・感想・評価

ヴェンジェンス(2017年製作の映画)
4.7
設定はシンプルだけれど、
原作小説がある所為か、
被害者サイドの心情がとても丁寧に描かれていて、好感が持てる。

キャラクターの設定や登場時間の多さから云ったら、
コッチが主人公ではないのかト思うくらいである。

なので、その被害者サイドの心情に共感して行動するニコラス・ケイジにも自然に感情移入する。

そのニコラス・ケイジのアクションがダークで渋い。
敵を倒す時に躊躇がない。
その心情が現れたアクション表現だろうが、
それが実に呆気なく、
その呆気なさが、カッコ良さになっているト云う、
普通のアクション映画だったら物足りなさを感じるのだろうが、
この作品は前記した通り、
被害者サイドの心情や
加害者サイドの極悪な人間性がきちんと描かれているので、
そうは感じない。
その呆気なさに壮快感こそ感じる。

さて、願わくば、
ニコラス・ケイジには大作に戻って来て、大活躍して欲しい。
まだまだ充分行ける筈だ‼︎
Boss2054

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