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ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリスのウニのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ニューヨーク公共図書館は、300億という莫大な予算を持つ、マイノリティからアッパー層、お子様からご老人、文学から政治・アートまでと、広範囲な社会福祉教育機関であった。予算の半分はカーネギー財団が出してて、半官半民の第三セクター。

働いている皆さんの、より良き社会を作り民主主義を守る、そのための機関としての「図書館」という志が熱かった。
誇り高く志を持って仕事されている姿が尊い。社会的な意義を感じながら業務にあたる多幸感が画面に映し出されていて気持ちがよくてうっとり。

エルビスコステロさんの数分間がダントツに格好良かった。その他も出てくる皆さんの確固とした個としての意志こそ、知の力。

そして予算獲得のためのロビー活動、足りない分は図書館の場を結婚式やパーティー会場に売る営業力など、たくましい。予算潤沢だし公益なので、対費用効果とか度外視できて理想の職場でうらやま。
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