インドで綺麗だなぁと思って見ていた生地はこんな環境で作られていたのか。資本家と労働者の関係を生々しく観せられた時間だった。
“抗議のために2日間休んだとしても、2人欠けたぐらいでは工場は止まらない“…
劣悪な環境の繊維工場で働く出稼ぎ労働者たちの実態を、多くを語らず美しい映像で訴えかけてくるドキュメンタリー。
労働搾取され疲労困憊な人々は、声を上げる気力すら残されていなく...。
たったの10…
最近ベンガルブームなので、思うところがあった。
ビハール州、ジャールカンド州の料理を食べる機会があったので、貧しい地域で出稼ぎに行く人が多いということを知って驚いた。
過酷な繊維産業🏭の現状を知る…
画面の構成や工場の切り取り方がかっこいいので、映像として楽しめる。
一方、内容的には芸術として楽しむのは憚ってしまう…
12時間働いて210ルピー(この日のレートで395円)な上に工場の環境も悪い。…
インドも含めかつてありとあらゆる繊維業界の工場に足を運んできたので、映像を見ればだいたいどんな工程であるのかは分かる。
P下と呼ばれる生機織機、プリント、洗い、乾燥の工程がリピートされるので、せめて…
光の入れ方とか構図とか色とか、過酷な労働現場を映しているのに美しいと思ってしまうほどカメラが良かった。働く人の背中を追いかけてゆっくりと動いたり、淡々と同じ作業をする少年を定点でじっくり映す。録音に…
>>続きを読むまず、美しい。
全カット芸術映画のような美しさ。それでいてとても雄弁。ただその作業をしているだけでその人の人生が見えてくるような。
ドキュメンタリーと芸術が実は近い距離にあるものだと感じられる。
愛…
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