やらかし村の子どもたち

ダイ・ファイティングのやらかし村の子どもたちのレビュー・感想・評価

ダイ・ファイティング(2014年製作の映画)
2.0
アイデアと格闘シーンが唯一見所だと思うが、ラストのネタバレがその言い訳にしか聞こえなくなりくどい。一方で映画界の現実(彼らの目線では)なのかもしれないが。

かといってそれでいいのか?と思うし、結果はその後の注目や活躍があったかどうかに表れていると思う。そういう賭けだったのかもしれないが、正攻法なら正攻法、自主制作なら自主制作と割り切ってない覚悟のなさが、作品全体の中途半端感として伝わってくる。

武術と言えば本家の中国でさえもワイヤーアクション当たり前の風潮がある中、それをしなかったことは見せたいものがそうだったから当然ではあるが、キレイすぎて逆にリアリティが失われたことは、古典的カンフーアクションの古さを露呈し、本質的な魅力やそう魅せるための工夫から逃げたようにも受け止められる。キツい言い方をすれば、だからあなた方に需要がない。(ワイヤーやCGが採用されてしまう)

それは、カンフー好きだった観客からすれば実はとても寂しいこと。
そんな僕ら(ワイヤーやCGにガッカリもしている)を興奮させる見せ方(例えばイコ・ウワイスのザ・レイドシリーズのような)ができれば、スターになれると思う。

ひがみ根性を捨ててしっかりマーケティングした方がいいと思う。いろいろもったいない。

けど結局、作品内のセリフにもあるように、一応そういう役ができたから満足してるんだろう。

脚本2
演出2
映像2
俳優2
印象2