おえん

ファミリー・マン ある父の決断/ヘッドハンター・コーリングのおえんのレビュー・感想・評価

3.3
2021年「79」

大好きな映画で「天使のくれた時間」(2000年)というのがある。原題は『the family man』、この映画と似ている。

アメリカでは(日本も同じか)仕事よりも家庭や家族を大事にするビジネスマンを卑下して「 family man」と皮肉ると言うことを聞いたように思う。
人生の優先順位はビジネスの成功、社会での名声、組織でのステータス。家庭、家族は存在して当然の存在であり、特別なものではない。
ディケンズのクリスマスカロル的なストーリーがよくある。「何かのきっかけで劇的に考え方が変わって素敵な人になる」2000年の「The family man」もそのパターンです。

本作品も同じなんだけど変化の度合いが分かりにくいのと、何かこの夫婦、この親子は不自然なんだよね。

ということで、期待しましたが少し残念な感じでした。

あとヘッドハンティング業ってあんまりどういったものか知らないが、あの電話をしているシーンってドラマとかで見る「特殊詐欺/オレオレ詐欺」と雰囲気似てるなぁと思った。(関係ないことすいません)

ドンマイ。